2017年05月15日

マランツプロ USBコンデンサーマイク 生放送・録音・ポッドキャスト MPM1000U

 USB接続のコンデンサーマイク。今までは,ボーカル録音用にSHURE SM58を使っていた。これは,XLR3ピンで接続するもので,パソコンとマイクを接続するためには,オーディオインターフェイスを別途用意する必要がある。私の場合は,MOTU UltraLite mk3を使用している。本製品の特徴としては,そのようなオーディオインターフェイスを別途用意することなく,USB接続でパソコンと繋ぐことができるという点だ。しかも,ドライバのインストールなどは一切必要なく,本当にUSB端子に繋ぐだけで,録音が可能な状態になる。実際に,iMac 2014モデル(macOS
Sierra 10.12.4)に繋いで見たが,サウンドのインプットで「USB MICROPHONE」と表示され,それを選べば音声入力用機材として用いることができた。実際にGarageBandでの録音もできたし,MOTU DP8においても録音することができた。また,Intel NUC(Windows 10 Home)でも試してみたが,こちらもドライバのインストールをする必要もなく,サウンドの録音で「USB MICROPHONE」として認識された。また,ボイスレコーダーでの録音も試したが,問題なく使用できた。また,iOSについては,付属のケーブルでは接続できなかったので試していない。iPad などで使用する場合には,別途ケーブルまたは変換コネクタが必要だ。また,付属のマイククリップは,金属製で高級感がある。自宅のマイクスタンドと繋いでみたが,問題なく使用できた。
 音質については,非常にフラットだ。SM58と違って,低音域のロールオフがないので,より実際の音に近いものが録音できる。逆にボーカル録音などで低音域を下げたい場合は,イコライザーなどで調整する必要があるだろう。
 以上より,オーディオインターフェイスを使用することなく,直接パソコンに繋いで高音質の音声を録音できることが,本製品の最大の魅力である。価格も通常のコンデンサーマイクとほぼ同じだ。音質についても,まったく遜色ない。高性能なコンデンサーマイクを探している方には,是非お勧めする製品である。
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2016年10月10日

M-Audio 24bit/192kHz USBオーディオインターフェイス M-Track 2X2

 試供品を頂きました。Input 2,Output 2 のUSBオーディオ・インターフェイス。USBオーディオ・インターフェイスと言うと,多くのメーカーから発売され,種類も豊富だ。しかし,本製品の特長は,USB typeC に対応している点だ。さらに,付属のケーブルを使えば,通常のtype AのUSB端子に接続して使うこともできる。type C が使えるという点で,他の製品よりも一歩進んだ製品と言える。しかし,私個人の環境としては,type C を使用できなかったので,type A のケーブルを使って,動作環境を確認した。付属のソフトウェアは,M-Audioや Steinberg のサイトにアクセスして,アクセス・コードを入力すれば,ダウンロードできるという仕組みだ。そして,ダウンロードには,アカウント登録が必要となる。それぞれのソフトウェアのダウンロードをして,インストールを行い,動作を確認した。私の動作環境は,次の通りだ。

・PC:iMac 2014(OS X Elcapitan,macOS Sierra)
・DAW:Digital Performer 8,Cubase 8 LE(製品同梱)
・Keyborad:Roland Fantom G6
・Microphone:SHURE SM58

 本製品は,バスパワーで動作するので,USBケーブルを接続すると,右の電源アイコンの下の青色LEDが点灯し,電源が入ったことが確認できる。あとは,Cubase 8 LEを起動させる。アウトプットに関しては,特に設定は必要なかったが,インプットは設定が必要だった。具体的には,「デバイス」>「デバイス設定」を開き,デバイス欄から「M-Track 2X2」を選ぶ。その後,Cubase上部メニューの「デバイス」>「VSTコネクション」を開く。「入力」タブをクリックし,「バスを追加」を選ぶ。バスを追加したら,「デバイスポート」から「M-Track Channel 1」を選ぶ。これで,マイクからの入力が可能になった。本体のそれぞれのノブの操作としては,左からINPUT1のゲイン,INPUT2のゲイン,USBとDIRECTのバランス,ヘッドホン・ボリュームとなっている。INPUT1,2それぞれのゲインを上げると,下にあるメータが上がり,CLIPしているかどうかの確認ができる。USBとDIRECTのノブは,USBにするとパソコンからの再生音のみが聞こえ,DIRECTにするとマイクやギターなど直接繋がっている楽器の音を聞くことができる。真ん中にすると両方の音が鳴るという仕組みだ。中央にある大きなノブは,アウトプット・レベルの調節に使う。実際に,マイクで録音してみたが,上記の設定をすれば,問題なく録音できた。なお,本製品は48Vのファンタム電源にも対応している。さらに,本製品の特長としては,バンドリング・ソフトが非常に豊富であるという点だ。DAWソフトであるCubase LEや,プラグイン・ソフトシンセのXpand!2やStrike(ドラム音源)、Mini Grand(ピアノ音源)が同梱されている。実際に,ソフトシンセをインストールしてみたが,どれも本格的で,音楽制作に十分通用する製品だった(Mini Grand については,私の環境では音が出ないという不具合が出た。販売店に確認すると,そのような症状は出なかったとのことだったので,私個人の環境による可能性が高い)。さらに,Cubase LE 自体にもHALion というソフトシンセが搭載されていて,非常に良い音が出る。これだけのソフトシンセを使いこなすには,それなりの時間がかかるほどだ。また,本製品や同梱されているソフトシンセは,Digital Performer 8 でも使用することができた。
 以上より,この価格帯で,USB オーディオ・インターフェイスだけでなく,DAWやソフトシンセまで手に入ってしまうことに,驚きを隠せない。パソコンとマイク,ギターがあれば,本製品を使って,すぐに音楽制作に取り掛かることができるだろう。これから音楽制作を始めたいという方には,是非お勧めする製品である。

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2016年05月01日

エモーション・リミックス+/Carly Rae Jepsen

 YouTubeで,「First Time (Lyric Video)」を見て,気に入ったので本商品を購入した。このアルバムは,新曲である「First Time」,「Fever」が収録されており,それ以降は,アルバム「エモーション」の「Run Away With Me」,「Your Type」,「I Really Like You」,「All That」のリミックスが収録されている。それぞれのリミックス曲は,オリジナル曲とだいぶ雰囲気が違っていて,一聴の価値がある。しかし,このアルバムのメインは,やはり「First Time」だ。この曲は,Carly Rae Jepsen らしい80年代の懐かしさが感じられるポップな曲だ。しかし,現代の音で過去をオマージュしているので,決して古めかしい雰囲気はない。やはり,現代の曲らしい緻密で計算された曲になっている。そういう過去と現在の融合も聴いていて楽しい。確かに,使っている音色一つひとつは,懐かしい音なのだが,それらの音のバランスが現代的なのだろう。素人ながら,そのように感じた。「First Time」が気に入ったのなら,是非お勧めするアルバムである。

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2015年12月24日

Tonor デスクアーム 卓上 マイク ホルダー TN459BL

 試供品を頂きました。「Tonor 高音質 プロ コンデンサーマイク TN480BL」も試供品として,同時に頂きました。アーム式のマイクスタンド。音楽制作で,ボーカルを録音することがあり,今までは手にマイクを持って,録音していた。マイクスタンドがあれば良いなとは考えていたが,そこまで必要性を感じていなかった。実際に製品が届いての感想としては,まず軽い。見た目はそんなに頑丈そうには見えない。こんなので,本当にちゃんと使えるのかと,かなり疑った。しかし,実際に使ってみて驚いた。非常に安定感があり,自分の思った場所にマイクを固定させることができる。ぐらつくこともほとんどない。自分のイメージ通りの場所に,マイクを宙に浮かせることができるのだ。これは本当に素晴らしい。マイク取り付け部分は,ネジ式になっていて,普通のマイクも,ショックマウントも取り付けられる。実際に,試供品のTN480BLと,私が所有しているSHURE SM58を取り付けてみたが,どちらも安定感は抜群だ。しかも,スタンドを使わないときは,折り曲げて収納することができる。だから,あまり邪魔にならない。スタンドを動かしているときも,ギーギーといったような嫌な音もまったくしない。無音だ。そう,安っぽさがまったく感じられないのだ。この価格帯で,この性能は,本当にまったく申し分ない。今後は,このマイクスタンドを使って,ボーカルを録音する予定だ。とても気に入った。

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Tonor 高音質 プロ コンデンサーマイク TN480BL

 試供品を頂きました。音楽制作にも使えるプロ用コンデンサーマイク。私は素人なので,マイクの詳しい特性については,わからない。率直に使った感想をレビューする。まず,録音に使用した機材は,MOTO UltraLite mk3,iMac2014,そして,DAWとしてDigital Performer8.07を使った。まず,製品本体についてだが,箱はいかにも中国製という漢字だらけの箱。正直,中を開けるまでは心配だった。しかし,実際に製品を見てみると,非常にしっかりとしたつくりになっている。マイク以外の付属品は,ショックマウント,コード,風防となっている。取扱説明書は,入っていなかった。ショックマウントは,プラスチック製だが,非常によくできている。マイクをしっかりとホールドしてくれる。風防も,マイクに挟むタイプで,安定感はそれなりにある。問題は,コード。このコードが,片方がXLR(コンデンサー)タイプで,反対側がステレオミニ端子になっている。ノートパソコンのマイク・イン端子に接続する場合は,問題ないかもしれないが,私の場合は,両方ともXLRでないと接続できない。iMacにもマイク・イン端子はない。フォーン端子への変換プラグも持っていない。 そのため,録音の際には,自前のXLRケーブルを使用した。また,SHURE SM58を所有しているので,その比較も行ってみた。
 実際に録音をしてみたところ,問題なく録音できた。マイクの感度は非常に高いようだ。ボーカルを録音してみたが,ボーカル以外の周囲の音も比較的拾いやすい。よく言えば,非常にリアルな生々しいボーカルを録音できる。逆に言えば,周囲の空気まで録音してしまうとも言える。SM58で録音した場合は,少し籠もったようなボーカルになるが,確実にボーカルだけをマイクが拾ってくれるので,再生したときの生々しさが抑えられる。どちらが良い悪いという評価ではなく,それぞれに特徴があると言える。しかし,本製品を何も言わずに見せられたら,それなりのマイクだと感じるだろう。最初に,中国製という先入観があったが,実際に使ってみて,その不安や心配は,一切なかった。
 以上より,声や周囲の音を高感度にリアルに録音したい方は,この製品を是非お勧めする。

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2015年12月06日

TM NETWORK 30th FINAL(BD2枚組)(初回生産限定盤)

 2012年からスタートしたTM NETWORK のツアーの集大成といえるライブ映像作品。2012年4月に「I am」からスタートしたこのプロジェクトは,「-Incubation Period-」,「FINAL MISSION -START investigation- 」,「the beginning of the end」,そして,アルバム「QUIT30」の発売を経て,「QUIT30 HUGE DATA」へと続き,この「30th FINAL」で終止符を打った。それぞれのライブ映像を見比べると,ライブ・セットは確実に進化しており,本作品はまさにその完成形と言っても過言ではない。これ以上,どのように音楽ライブを進化させたらよいのか,まったく想像がつなかいほどだ。それくらいTM NETWROKのライブは先を行っている。少なく見積もっても,10年先は行っているだろう。最新のテクノロジー,最先端の技術者達,最高レベルの音楽性。どれもが超一流なのだ。そして,TM NETWORKがここまで愛される最大の理由は,彼らが創り出す音楽性高さだと個人的には考えている。小室哲哉と木根尚登がこの30年間に創りだした曲は,大きなライブ会場で,最新の機材を使わなくても,たとえばピアノ1台での弾き語りであっても,とても美しい。そして,その美しいメロディに,宇都宮隆の唯一無二のボーカルが乗ることで,TM NETWORKの音楽は,聴く人すべてを魅了するほどに輝きを増す。それが,TM NETWORK の根源的な魅力だ。実際,この3年間で発表されたオリジナル・アルバムは1つだけ。しかし,過去の名曲たちをライブで演奏するだけでも,ファンは十分満足する。それは,TM NETWORK の曲が美しいからに他ならない。「飽きない」ということは,そういうことなんだと,ようやくわかった気がした。本当に美しいものは,何度見ても,何度聴いても,やはり「美しい」のだ。
 そして,2012年4月の時点では,3人が揃うだけでも,鳥肌ものだった頃に比べて,今はなんと幸せなんだろうと感じる。TM NETWORK のライブ映像を,こうして何種類も見ることができるのだから。今でこそ,TM NETWORKとしてライブをすることが,当たり前になっているが,「I am」のPVで3人が揃っている映像を見た時は,本当に感動した。「TM NETWORK が帰ってきた!」と心から喜んだ。そして,それだけでなく,この3年間本当に刺激的なライブを行ってくれて,TM NETWORK は今も進化し続けているということを,はっきりと証明してくれた。そして,30年前といえば,自分はまだ小学生だった。そんな人たちが,今も変わらず自分に希望や夢を与え続けてくれていいることに,感動せずにはいられない。
 また,オールナイト・ニッポンが収録されたディスクも,彼らの優しい人柄が感じられ,とても楽しく聴いた。「I Want TV」や「You're The Best」を「失敗作」と言っていたのには,少し驚いた。どちらも,個人的には大好きな曲なので。



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2015年10月31日

havoc and bright lights / Alanis Morissette

 8月にカナダのオタワに旅行したこともあり,今まで以上に英語に興味を持つようになった。それで,以前から好きだったアラニス・モリセットのアルバムでまだ聴いていなかった本作を聴いていみることにした。結果的に,このアルバムは,今まで聴いたアラニス・モリセットのアルバムの中で,一番好きなアルバムになった。今までの曲では,「Ironic」,「Hands Clean」,「Precious Illusions」,「Crazy」などが好きだった。しかし,このアルバムも,「guardian」,「empathy」,「lens」,「spiral」,「receive」など,名曲揃いだ。これまで聴いたアルバムよりも,よりキャッチーで共感しやすい曲になったように感じた。特に,「empathy」はピアノの音がとてもきれいで印象的だ。歌っている歌詞の内容も素晴らしい。
 そして,このレビューを書くために,Wikipediaで彼女のことを調べたのだが,彼女は1974年6月1日生まれとのこと。なんと,私と同い年で,しかも誕生日が4日違いだった。しかも,カナダオンタリオ州オタワ生まれとのこと。まさしく8月に私が行った場所で彼女は生まれ育っていたのだ。これにはとても驚いた。機会があれば,もう一度カナダに行って,もっとカナダの曲などを知りたいと,今は考えている。そのために,英語もしっかり勉強したい。


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2015年10月18日

ピアノがうまくなるにはワケがある: 努力よりコツ!/角 聖子

 独学でピアノを勉強して,もう20年以上が過ぎた。仕事が忙しく,鍵盤から遠ざかっていた時期もあったが,それにしても,まったく上達しない。自分は,何か間違っているのではないかと不安になり,本書を購入した。著者は,ドイツ演奏家資格国家試験に首席で合格するほどの人物で,ピアノに関しては超一流だ。そのような著者が書いた本だったので,参考になる箇所が多分にあるだろうと考えた。私が参考になった点は,次の通りだ。
・歌を感じると,気持ちが和み,身体の余分な力が抜けていきます。指をどう動かすのかだけに意識を集中していると,身体の調子のいい時は弾けるが,悪い時は弾けないという波も起こりがちになります。音楽へ気持ちをシフトして弾く習慣をつけていくほうが,指もずっと安定してきます。
・後から知ったのですが,模範演奏をいっしょに弾くというのは,ポピュラーの世界ではよくやる練習法らしいですね。
・ピアノは練習量よりもいかにコツを掴むかにあります。「練習しないと上達しない」という呪文にまずは縛られないことです。
・暗譜する必要はありませんが,覚えるくらいのつもりでやっていくほうが集中します。但し,暗譜できても,譜面を眺めながら弾くことは忘れないように。
・ピアノ演奏には,手が野生的にならなければ弾けない面があります。つまり,本能的(自動的)に指が鍵盤の正しい位置を捉えるということですね。そのためには,ほしい鍵盤(弾きたい音)がどの辺りにあり,それを捉える(弾く)にはどのような指さばきが必要なのかを,耳を通じて指自身に覚えこませなければならないのです。
・無表情に指だけ動かしている演奏では,ちょっとしたミスが目立ちます。なぜなら,音楽を感じながら弾いていると,聴き手の耳も音楽にいくけれど,メカニックにのみ集中していると,聴き手の耳もそこにいき,つい粗捜しをしてしまうものだからです。
・自分だけの上達基準にこだわっている人は,たいてい技術的なところに偏っています。表現力がついたと言われるより,あの速いパッセージが弾けたからレベルアップしたと言われる方が納得できるのですね。
・ひとつひとつの音の名前は,勉強すれば比較的簡単に覚えられます。ですから,皆さんは音符が読めないわけではないのです。ただ,その音符の情報と指の動きを一致させることがむずかしいということでしょう。
・譜読みに慣れるとは,目だけでなく,耳(次の音の予想がつくようになる)と指(次の音の鍵盤に自然にいくようになる)も強化されていくということです。繰り返しますが,音符を読むことは割合と簡単にできるようになるでしょうが,譜面を見た瞬間に,自然とその鍵盤の位置に指がいくようになるまでに,時間がかかるということです。
・語学の習得とピアノの類似点
 リスニング(ヒアリング)…抑揚,音の変化,リズムなどが音楽とともに自然に入っていく。
 書くこと…音符を書いてみると,確実になる。成り立ちを覚えやすい。
 理論(文法)…大人は譜読みや演奏のヒントになる,知っておくと助けになる場合が多い。
・好きなように自由に引くことが美しい音楽に繋がらないこともあります。特にクラシックを聴いてこなかった人,いわゆるクラシック歴の浅い人の場合は,不自然な表現(間の取り方がオーバーだったり,強弱が唐突だったり等)をしてしまうことがあるのです。美しいクラシックの演奏を目指すならば,最低限の西洋音楽のルール(長調,短調の音階の仕組み,音階の中のそれぞれの音の役割,和音進行の約束事など)は,学んでいく方が良いでしょう。
・多くの芸術が,作者とそれを実行する者が同一であるのに対して,音楽は,これが分離しました。つまり,作曲と演奏の分離です。作曲する側は,どうしても自分の理想を求めるので,演奏者に高い技術を要求するようになったのでしょう。
・人前で弾くとどうしても緊張します。緊張しない方法というのはありません。慣れもありますが,たとえ慣れてはいても緊張はします。また,音楽をやっていると,感受性が強くなり,敏感になってくるため,緊張を感じやすくなったりもします。

 以上である。本書で学んだことは,音楽は技巧的なものではないということだ。人がピアノを弾きたいと思う衝動は,決してその技術に感動した訳ではなく,そのメロディの美しさに感動したからだろう。その美しさを,自分の手で再現したいと思うから,ピアノを弾くのだ。しかし,結果として,それを求めるあまり,メロディではなく技術を習得することに執着してしまう。ピアノを音を出す機械だと考えているからだ。しかも,ピアノという楽器は,押すだけで簡単に,正確に音が出る楽器である。そのため,その音を繋げていけば,美しいメロディを再現できるのではないかと錯覚する。しかし,もちろんそんなことはない。まず,曲の流れを押さえ,リズムを見失わず,自分の気持ちが鍵盤に伝えられるようになるためには,相当な練習が必要になる。その域に達するためには,他の楽器同様の苦労が必要なのだ。だから,まずは,ピアノが簡単な楽器であるとか,音を出す機械だと思い込まない方が懸命だ。そして,ちょうど語学を勉強するように,演奏練習だけでなく,リスニングや理論の勉強も怠ってはいけないのだ。だから,ピアノは,全然簡単な楽器ではない。しかし,だからこそ,自分の気持ちが,演奏と一体化したときに,何物にも変えがたい感動が得られるのだ。人に弾いてもらう訳でもなく,コンピュータに演奏させる訳でもなく,自分自身の手で紡いだ音楽は,自分のオリジナルだ。そのメロディに出逢えたとき,きっと人は感動する。それを目的とすべきなのだ。目先のテクニックをマスターすることに執着することは,芸術ではなく,技術の習得になってしまうのだ。
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2015年10月11日

Roland 汎用キーボード・スタンド KS-18Z

 Roland Fantom G6 用に購入。以前は,ローランドのV-Stand を使っていたこともあるが,これは足元にサステイン・ペダルが置けなくて,売却した。そしてその後は,2,000円以下の安いキーボード・スタンドを使っていた。しかし,演奏時の揺れがどうしても気になり,買い直すことにした。一般的なキーボード・スタンドは,下に行くほど足が広がっていて,場所を取るので対象から外れていた。また,サステイン・ペダルを使うため,足元で邪魔になるようなスタンドも購入対象から外した。そして,最終的に,本製品を購入することにした。本製品のような形のスタンドは,一般的なスタンドに比べて,安定感がないのではないかと心配したが,その心配は杞憂だった。非常に重量もあるが,安定感は素晴らしく,Fantom G6 を載せても,ほとんど揺れないと言っても過言ではない。さらに,上部には,スポンジのパッドが4つ取り付けるようになっており,それも揺れを軽減している。スタンド自体の重量は,かなりあるが,大人一人で運べる重さである。見た目も高級感があり,シンセサイザーを乗せると,とても格好良い。さすが,シンセサイザー・メーカーのローランドが作ったスタンドである。
 基本的には,このキーボード・スタンドが,自分にとっては最終到達点になったと言える。

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2015年09月25日

iPad mini2 の Music で歌詞を表示させる方法が,ようやくわかりました。

 いつもiTunes に音楽を入れて聴いているのだが,風呂ではiPad mini2 を使っている。今までは,「歌詞検索」というアプリを使って歌詞を表示させていたのだが,風呂場ではたまにネットが繋がらない。困ってしまい,WiFiルータを買い換えることなども検討していたが,iPad のMusic で音楽を再生しているときに直接歌詞を表示させることができれば,ルータを買うなどという余計な出費を抑えることができる。それで,いろいろと調べてみた。
 まず,「Lyrics Master」というソフトをダウンロードし,インストールした。これは,再生している音楽の歌詞を探して表示しくれるというソフト。このソフトの「検索」ボタンをクリックし,さらに表示されるダイアログで「iTunes連携」ボタンをクリックすると,歌詞を検索し表示してくれる。すると,「この歌詞を○○に設定してもよろしいですか?」というダイアログが表示され,「続ける」をクリックすると,iTunes の曲に歌詞が登録される。なお,「Lyrics Master」は,WindowsとMacの両方に対応している。
 しかし,問題はここからだった。iTunes と iPad mini2を同期させた後,iPad mini2 のMusicで音楽を再生しても,歌詞が表示されない。どうやって表示させるのか調べてみると,再生中に曲タイトルをタップして,表示されるアルバムジャケットをタップすると,アルバムジャケットの表示が変わり,歌詞が表示された。
 やってみれば,単純なことだったが,ここまで辿り着くのにかなり時間がかかってしまった。これに気付かなければ,危うく無線ルータか,無線中継器を購入するところだった。これでようやく,気兼ねなく風呂で歌が歌えるわーい(嬉しい顔)
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